フスハーアラビア語 イダーファ表現に苦しみ悶える日々 その2



ニューエクスプレスプラス アラビア語より

 

 

 


 

今回はこちらの例文から。

 يا تومومي، هناك يابانيون كثيرون أمام هرم خوفو
 (ともみさん、クフ王のピラミッドの前にたくさんの日本人がいます)

クフ王のピラミッド
(ハラミ フーフー)



とありますから、これは「●●の▲▲」というイダーファ表現になります。

イダーファと言へば、前回わたくし山羊山がコテンパンにやられた忘れもしないアイツです。

 

わかんなかったので本気出して調べてみたら、結局わかんなかったアイツです。

アラビア語の母音記号を付けるやり方がわからないので今回もニューエクスプレス紙面直撮りで失礼します。

 

 

 

マーカーがビカービカお見苦しくてすみません。

後先考えず蛍光ペンでビカービカさせてしまう性質なんですね僕。



さて、イダーファ表現のルールをおさらいしてみましょう。

1.名詞が2つ(以上)続いている
2.先頭の名詞に定冠詞も不定冠詞(タンウィーン)もついていない
3.後続の名詞が属格(語尾がイ/インもしくはア/アン)

 

ハラミ(ピラミッド)、フーフー(クフ王)と名詞が2つ続いているので「1」はクリア。

先頭の名詞「ハラミ」には定冠詞も不定冠詞もついていません。

なので「2」もクリア。

しかしながら、またもや問題なのは「3」なのであります。

後続の名詞なのに、「フーフー」と語尾が「フー」になってます。

これはイダーファのルールからは外れています。

一体なんなんでしょうかこれは。イダーファ怖い。

 



この謎へのアプローチ方法は2つあります。

1.文法
2.単語

「1」の文法については前回死ぬほど調べたのでもう新たな事実が出てくる望みは薄いです。

なので「2」の単語からアプローチしてみます。

アラビア語オンライン辞書と言へば大正義linca.infoの「アラジン」です。

このアラジンで「フーフー」をという単語を調べてみます。

したらアッサリ解決してしまいました。

 

「フーフー」という単語は外来語のようで、主格・属格・対格いずれも同型で、変化しないのですね。

 

www.linca.info

 

前回イダーファにコテンパンにされてちょっと卑屈になってたみたいです。

あーよかった。アラジンに感謝。

僕のアラビア語はアラジンなしでは語れませんね。

 

因みにこの「アラジン」は「アラ(ビア語フスハー検索エン)ジン」の略なんじゃねーかなって勝手に思ってます何度だって言いますけど僕は。



何とか2連敗を免れてホッと一安心。



ちょっとまたアラビア語が楽しくなって来たところで以上、外来語は不変そして格変化しない単語はイダーファでも無変化!でした。